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vol.70 「地球規模で物事を考えなくてはならない時代。大きな理想を掲げた素人集団の力に期待しましょう。」
【大月】
民主党圧倒的勝利でしたね。ここ数ヶ月が勝負ですね。
【岡崎】
毎日いろんな報道があり、多くの人が論評してるよね。我々にはよく分からないけれど、今回新たに国会議員に選ばれた人には頑張って欲しいと思う。
東西冷戦の時代のように、世界の人々がイデオロギーで2つに割れていた時なら、寝業師のような政治屋も必要だったかもしれないけれど、今はもう世界的規模で考えなければならない時代だよね。本当に敵は、中国やロシア、北朝鮮なんだろうかね? 人類はまだ戦争をしようとするのだろうか? 今の日本は侵略してメリットのある国なのかなあ。
【大月】
国が違えども同じ人類として、将来を見据えた視点で正に今地球上で起こっている事象に対して真剣に考えていく必要がありますね。
「先に膨大な量の二酸化炭素を排出したのは、どこの国だ? うちは最近出し始めたばかりなんだから、関係ない。」なんて台詞はナンセンスです。「世界の真ん中」と謳う国であるならば、それに相応しい言動を期待したいものです。
【岡崎】
自然環境が破壊され、世界的に災害が頻発しているわけだけど、問題は人類同士ではなく地球との共存関係にあることに気づかなくてはダメなんじゃないかなあ。そろそろ、政治屋には身を引いていただいて、地球規模で物事を考える政治家に出現してもらいたいよね。大きな理想を持ちながら現実問題に取り組んで欲しい。国同士、政党同士でどうのこうのとやりあっている時代じゃない。
実は今、日本が一番世界のイニシアティブをとりやすい時代になったんじゃないだろうか。
- 資源がない。
- 技術力がある。
- 勤勉な国民性。
- 世界で唯一の被爆国。
- 官僚が優秀である。
要素はそろってる。真のリーダーさえいれば多くの問題は解決でき、世界に発信できるはず。
【大月】
「100年に一度の危機は、100年に一度の好機。」みたいな言葉を良く耳にしますよね。確かに、従来のスキームが崩壊してしまった今こそ、新たなスキームを構築するチャンスです。様々な意味合いで。勿論、「将来を見据えた視点」で考えていく必要がありますが。
【岡崎】
たとえば、経済問題。既存の環境の中で国内経済を自力で発展させるには、新しい産業構造を作るしかないよね。緊縮財政で国は立ち上がれないし、いくら家庭で考えても節約だけでは限界があるし。やはり収入が増えないことにはどうにもならない。税金の使い方を劇的に変えなければね。
幸か不幸かわが国には化石燃料が乏しい。だったら徹底して石油を使わない社会のインフラ整備を行なえばいい。自然を使った発電設備や電気自動車の充電設備とかね。
補助金なんてやめればいい。出てしまった税金は返らないんだから。太陽光発電も、税金で企業に大量発注して、コストを下げる。そして一般家庭には設備費用を無金利で貸付する。毎月支払う電気代の中から一部を返済に回してもらえばいいんです。電気自動車でも同じ。年間1万台の生産ラインを稼動させれば1台の価格が200万円を切るらしい。だから国が買い取り保証をつけてあげれば、自動車会社は作れるよね。雇用も増えるよね。戦車やミサイルを買うより、よっぽどいい。安くなれば消費者も大喜びで買うよ。一時的に使った税金も返ってくる。エコカー減税なんかより、よっぽどよくない?
【大月】
「○○の車は、エコカー減税でこんなにオトク!」って、もう、アレ、勘弁して欲しいです(笑)。一時の「詳しくはウェブで!」より酷いですよ。
それはそれで、同じ税金を投入するのでも、どちらの方向から投入するか?ですね。需要側へ投入するか、供給側へ投入するか。「卵が先か、鶏が先か」みたな話になってしまいますが、経済には全く通じていないながらも私の個人的な見解としては、まずは供給側へ投入するべきなのではないかと。例えば、社長がおっしゃるような方法で税金投入して供給側の活性化を図る。生産ラインが稼動して雇用が増えたり待遇が改善されたりすれば、それが消費、つまり、需要に転ずる。そして、それがさらなる供給を生む。
逆に、需要側へ投入するのが今で言うエコカー減税であったり、給付金でしょう。減税があると言っても高い買い物であることには変わりはないわけで、購入に踏み切る人もいればそうでない人もいる。収入がないと、消費は「恐怖」ですからね。給付金にしても、350万世帯が未申請なんだとか。
前者が「攻め」であるならば、後者は「守り」と言うか「待ち」ですよね。仮にその結果が出るとしても、それはいつのことになるのか。
我が身を守るために「視野狭窄」な政治屋には引っ込んで頂いて、素人な政治家の皆さんに、普通の人が不平・不満なく普通に暮らせるリアリティのある政策を実行して欲しいものです。
【岡崎】
学校を卒業して、まじめに働き、納税してきた人から助けるべきだね。普通に考えてみたらさ、ほとんどの日本人がまじめに学校へ行って、クラブ活動をして、卒業し、社会人になって生活しているわけ。大抵のサラリーマンは、無条件に納税をして暮らしている。その大半の人が失業保険や、生活保護を受けたことがないわけでしょ。
一方で、高級外車に乗って、毎日飲み歩いている人間が生活保護をもらったり、失業保険をもらったりしている。弱者を助ける福祉制度は絶対に必要なんだけど、それが悪用されない仕組みも整備するべきだよね。そのためには、まじめな納税者や勤勉な人たちが苦しまない政策が重要となってくるわけ。しかし現実は、まじめな人からばかり税金を取ろうとしてるよね。簡単だから。
【大月】
制度の悪用は後を絶たないようですね。職員との癒着まがいみたいなものもあるようですし。
【岡崎】
100年に一度の危機だとか言われているけれど、借金を増やして、お金をバラまいても何にもならないよね。未来に不安が募るだけ。セーフティーネットだとかで、国が保証して銀行融資をしても意味がない。そのツケは国民みんなに回される。仕事がないのにお金を借りても、その場しのぎに過ぎないわけ。せいぜい左巻き中小企業の延命措置か、経営者の当座の生活資金、銀行のプロパー資金の回収。そして銀行や保証協会のOBのコンサル手数料になるぐらいでしょう。国民給付金と同じく愚か政策。本当に100年に一度の危機だとまで言うなら、やり方はもっと他にもあったはずなんじゃない。
【大月】
経済構造そのものの抜本的な再構築が必要ですよね。未来に不安が募るのは、経済構造そのものが未来へのツケで成り立ってるからですよ。言わば、一部の人たちの利権のためだけに机上の論理で「マネーゲーム」を延々と続けて来ているわけです。その犠牲になった企業は数知れないでしょう。
【岡崎】
以前にも話したけれども、企業の銀行借り入れを無条件で1年か2年、リスケジュールするだけで、多くの企業は助かったはず。収入が激減したのだから、支出を抑えるしかない。税金はビタ一文、使わなくても同等の効果はあったはず。金融庁のホームページには書いてある。"銀行にリスケジュールの指導をします" と。しかし、これまた実態とは違うんですな。銀行は過去35兆円も税金を使って立ち直った民間企業のはずなのに、逆の立場になると容赦はしない。リスケジュールの話なんてすると大変。
「個人の担保を入れなさい」
「保証人を増やしなさい」
「社員をリストラしなさい」
「金利を上げます」
「二度と協力はできません」
「たとえ景気が回復しても、応援はできません」
等々。顔色変わるんですわ。担当者も支店長も。気の弱い経営者だと何も言えない。だから簡単には事が運ばない。手っ取り早いのは国の保証付の新たな融資ってことになる。そこでまた税金が投入される。知らぬは一般国民ばかり。官僚や政治家がそんなことは承知でやっているのか、調査が足りないのか分からない。何かおかしい。
【大月】
私もその際、お話したことですけれども、「金融機関が果たすべき社会的責任」、もっと大きく言えば、「企業の社会的責任」とは一体何なんでしょうね。
【岡崎】
企業は法人と言われるよね。自由な社会で経済活動をしていく。企業の使命と役割は、多くの国民を雇用することが一番だと思う。経常利益を上げて、税金を払うことも大切だけど、まずは一人でも多くの人を雇用し、生活の基盤を支えていくことが本来の使命。
住宅ローンを払えない家庭が続出しているそうじゃない。2年か3年、据え置きしてあげればいいじゃない。収入の激減した家庭は景気が回復するまで待ってあげたらいいんだよ。そういう制度に税金や官僚の優秀な知恵を使うべきじゃないかなあ。そういう法律を可及的速やかに作ってほしい。税金が一部の人たちの利権だけにならない方法を、真剣に考えて欲しい。それが本当の弱者を助ける近道。
今の日本は弱者のふりをする人間が多すぎる。そんなやつらに多くの税金を使っても、どうにもならないんじゃない。派遣の問題でも誰も何も言わない。多くの場合、会社に帰属して働くことが嫌だから、派遣社員になったはず。それを切られたからと文句を言うのはとんだ筋違い。もともとそういう仕組みのもの。もちろん事情があって仕方なくという人もいる。でも、前者のような人たちの間で、ごね得みたいな風潮が起こるのはいかがなものかね。"クレーマー" なる人種も増えてくるわけだ。
多くの民主党の若い新代議士のみなさんは、早速、素人集団だと言われているけれど、素人の力を玄人政治家に見せてやってほしい。多くの国民が期待しているから。
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【岡崎】
今月も脱線しました。プロ野球の3位争いが面白くなりました。阪神タイガースももうひと息ですな。
しかし、スポーツとしてのプロ野球は年々面白くなくなりましたねえ。ちょうど横浜が優勝した時ぐらいからですかねえ。パワーとスピードを誇るだけなら、メジャーリーグ見ちゃうし。そこに知力や人間関係まで見せるところが、日本の野球の面白さだったんですがねえ。マシンガン打線のイケイケ野球が優勝してしまったからね。たまたま旬の選手が大勢いたから、監督も楽だったでしょうね。頭を使わなくてもいいし。
阪神タイガースの "一軍半" の選手。打ったら、一生懸命に走ろうよ。世界のイチロー様だって、いつも全力疾走だぜ。観戦していてずっと気になっていた。せっかく将来のクリーンナップとまで言われてるのに。だから怪我するのよ。打っては三塁打を二塁打に、二塁打をシングルヒットに。守ればシングルヒットを二塁打に。多いのよね。今年の阪神。勿体ない。原点を思い出せ。
ゴルフの世界もそうだよね。確かに石川選手はすごい。まだ高校生。しかしプロのスポーツ選手は、見習うべきところがたくさんあるよね。こじんまりと目先のお金を取りに行くんじゃなくて、スポーツエンターテーメントを演出して欲しい。そうすれば結果は勝手についてくるんじゃない? まずはファン。ファンがいるからプロスポーツは成立する。ギャラリーを感動させなくちゃ。と、えらそうに素人が言わせてもらいますが(笑)。
いい季節になりました。明るい未来はまだ見えそうにありませんが、ゴルフぐらいは楽しくやりたいものです。相変わらず、遼君に刺激されてマン振りしておりますが、最近身体の随所が故障します。年なんですかねえ(笑)。しかし、テーピングなるものはいいですな。薬を塗ってもなかなか痛みが取れなかったものが、劇的に直りますな。びっくりしております。つくづく人間の知恵とは無限なんだなぁと感じております。
そろそろこのコラムも終わりにしてほしいなあ。編集長。もともと、文才も教養もない私がレギュラーというのもどうかと思いますので。
『健伍録』は、ゴルフ情報フリーマガジン『GJ』にて好評連載中の『スーパー親父のひとりごと』がスピンオフしたウェブコンテンツです。

